商标 | じぃすぽっと | |||
---|---|---|---|---|
日期 | 2009年12月11日 | |||
年龄 |
18禁
|
|||
类型 |
冒险有声音有音乐
|
|||
语言 |
日文
|
|||
标签 |
妹妹
女仆
凌辱
|
◆ストーリー
「康太へ
最初にごめんね、突然だけどこの手紙が最後でこれからはしばらく書けそうにないや。
理由は何となく気が付いていたと思うんだけど、例のお父さんの借金のカタがついたので。
前の手紙に書いたでしょ?海徳さんって云う女の人の書類にハンコを押しちゃった話。
昨日、海徳さんがウチに来て、「お金が払えないなら大津さんの所で3年間働けば」って
云ってくれました。何でも家政婦みたいな仕事なんだって。3年間、我慢して働くだけで
チャラになるんなら、どうせ学校も行けないし、自分の中でもすっきりしたいからやる事にしました。
今日、この手紙を書いて、それから荷造りして、それで明日大津さんのお屋敷に行きます。
お屋敷で働きながら手紙を送ることは性格的にムリだと思うし。康太と手紙でお喋りしていると、
ツラい現実から逃げ出しそうになっちゃいそうで。ね、だから手紙来なくても心配しないでいいんだよ。
どうせ康太は「心配なんかしねーってよ」って云いそうだけどさ。
また連絡取れるようになったら連絡します。
んじゃ元気でね。おにいちゃん。
みやび」
4枚の便箋に書かれた、あまりにも短絡的で一方的な内容にオレはしばらく放心していた。
大津と言えば「ローンズ大津」の大津に間違いないと思うが、少なくとも週刊誌や雑誌では
いい噂を聞く男ではないのは確かだ。店にあった週刊誌に
「容赦の無い取り立てと某議員を巻き込んだ悪質な地上げやお年寄り相手の委託売買業務等、
えげつないやり方で他社の追撃を許さず巨額の富を得た」と書いてあった事を思い出した。
突然吐き気が込み上げて来る。頭も痛い。
今朝の体調の悪さは風邪だったのか虫の知らせだったのかは定かでは無いけれど、
雅が収まりつかない事態に陥っている事だけは現実として理解できた。
自分の意思とは関係無く震える手でなんとか煙草に火を点けて、まとまるはずの無い意識と
思考を一本化する努力をする。自分のおぼろげな知識によれば親の借金は子の借金では無いが
街金がそれでも身内を取り立てるのは良心を利用しているだけだ。
だが雅は前回の手紙で新規に作成した借用書に判子を付いてしまっている。
それは借金だ。しかも相手は海千山千の取り立てのプロだ。
普通のやり方じゃ、チャラにすることすら至難の業だろう。
じゃあ、オレは何も出来ないでグダグダしているしかないのか?
数時間経った今、親父に「しばらく家を空ける。だから店は手伝えない」と
言ったオレはまた親父と大喧嘩をやらかしている。
もしかしたら今日一番ツイていなかったのは親父だったかもしれない。
◆登場キャラクター
●上原 康太
千葉にある上原育児院出身。苗字は院長の上原隆美が便宜上付けたもの。
2歳時に育児院の前に置き去りにされ、本人の10歳の誕生日に母親が引き取りに来たが、
数年前に他界。現在は父親と鷺宮に小さな喫茶店を経営している。(本名は金子康太)
●上原 雅
育児院を運営していた上原隆美の娘。父・隆美が2歳上の康太を溺愛していた関係で、
康太が里親にひきとられるまでの間、二人は兄妹同様に育てられる。
父の突然の失踪により、残された借金を返済するため、大津邸のメイドとして働く決意をする。
●鳥葦 麻耶
土木作業員の次女として、アルコール依存症で暴力をふるう父とそれに耐え続ける母を見て育つ。
ある日、見かねて父を罵倒した彼女は生死を彷徨うほどの暴行を受け、以後父への反攻を止めてしまった。
その後、貧困にあえぐ父は大津の申し出を受け入れ、麻耶は大津邸のメイドとして働くこととなった。
●神本 美夏
父親を尊敬し、父の仕事である探偵事務所を手伝う男顔負けの活発さと利発さを兼ね備えた一人娘。
ある日、知人宅の放火事件を調査したところ「ローンズ大津」に突き当たり、
父の反対を振り切って大津邸にメイドとして潜り込む。
●海徳 杏架
島の名士である家徳家の一人娘。小さい頃より、蝶よ花よと育てられ、
傲慢不遜な性格が形成された彼女は、友人も出来ぬまま大学・就職先で次々と孤立。
見かねた母親が知人の大津に相談し、大津邸のメイド長に収まった。
借金の取り立ては完全に趣味。相手が屈伏する瞬間がたまらないらしい。
●大津 淑雄
職業は消費者金融いわゆる街金。バブル崩壊時期に23年働いた街金を辞め独立。
昔から人に使われるのを極端に嫌う性格だったらしい。
容赦の無い取り立てと地方議員を巻き込んだ悪質な地上げやジジババ相手の
委託売買業務等えげつないやり方で他社の追撃を許さず巨額の富を得る。