[GAL][200405][ADV][Clochette]あまつみそらに！[生肉][VJ013373]

■ストーリー
瀬戸の海に浮かぶ美空島（みそらじま）。
豊かな自然と、ゆったりと流れる時間の中で育った少年少女たちは、もうすぐ、恋を知ることになる。

主人公、観崎高久（かんざき・たかひさ）は、神様と暮らしていた。
小さな頃から、神様はあたり前のようにそばにいて、家族として育ってきた。

神様の名は一ツ橋神奈（ひとつばし・かんな）。

神としての能力は結構高いのに、むしろ人として振舞う神奈
観崎家にはもう一人、妹の美唯（みゆ）がいる。
彼らにとって、この三人が紛れもない家族だった。
そんな中、美唯はアイドルとしての仕事が軌道に乗りはじめ、家族にも徐々に変化が訪れようとしていた。

幼なじみで民宿の娘である帷千紗（とばり・ちさ）は、
昔のように隔てのないつきあいではないものの、生活力に乏しい観崎家をなにかと気にかけている。
美唯の親友でテニス部の清澄芹夏（きよすみ・せりか）は、
学園でも家でも主人公のところに押しかけてきてなにかと騒ぎを起こしてしまうお祭り人間。
芹夏は神奈に憧れていて、一緒にいる高久をライバル視していたり。
神奈と芹夏がとんでもない騒ぎを起こして、
美唯と高久がそれをどうにか収めるというのがこの四人のお決まりパターン。
いつものそんな日々を過ごしていた初夏のある日、芹夏がひとつのニュースを持ってきた。

「先輩先輩！　島の外から巫女さんが来るんだって！」

そんな一言から神社の移転行事（遷座祭）を見物することに。
主人公はそこで、不思議な雰囲気を持った巫女、葉月深景（はづき・みかげ）と言葉を交わす。
出会いは連鎖的に少女たちの心を動かして、秘めていた気持ちを揺さぶっていく。

はじまるのは、巡る想いの物語。

登場キャラクター

• 

  ●一ツ橋 神奈　（CV：桜川未央）
  幼い頃から高久と一緒に暮らしている神様。
  正真正銘本物である、ということを周囲は疑っていない。
  特に主人公一家はすべてを承知している様子。
  だが、特別「神」として振る舞おうとすることもなく、むしろ人間として暮らすことを望んでいるようにしか見えない。
  力は大きなものを持っているが、それを活かそうとする意志も見られない。
  めんどくさがりやな性格。
  気が向いた時と楽しい時だけ、身体能力の高さとして神様の力を発揮する程度。
  将来はオリーブ園の主になるからいい、というのが本人の主張。
  
  「あたしに任せときなさい。たまには神様してあげる」

• 

  ●観崎 美唯　（CV：三菱アイ）
  高久の妹。
  幼少時から神奈も一緒に暮らしているため、神奈のことも昔は「お姉ちゃん」と呼んでいた。
  いつの頃からか「神奈ちゃん」と呼ぶようになったが、その理由を本人は語っていない。
  家事なども万端こなすことができるので、必然的に観崎家の母親役になっている。
  三年前、島へグラビア撮影に来ていた一行のマネージャーが美唯を見出し、アイドルにならないかとスカウトされる。
  美唯は思うところあってそれを受け、離島出身の島っ子アイドルとしてデビュー。
  三年目の現在、じわじわブレイク中。
  現在は学業優先ながら、島での学生生活と本土での仕事という慌ただしい日々を送っている。
  
  「私の気持ち、届けるから……心をこめて歌うから」

• 

  ●清澄 芹夏　（CV：松田理沙）
  持ち前の超前向きな性格と調子のよさ、外見的な可愛さから周囲の人気が高い。
  結果、学園のアイドルを自認している。
  同学年の美唯（高久の妹）とは幼少時からのつきあい。
  「美唯はまだペーペーの芸能界アイドル、自分は学園のトップアイドル、親友として実にバランスがいい」という意味不明な論法でライバル宣言していたりする。
  美唯のほうはそんな芹夏が面白くて好きなので、芹夏の主張を否定しない。結果、二人は親友。
  スポーツ万能を自負していたが、なにをやっても神奈には敵わないという実力差を見せつけられ、以来神奈を「神」認定している。
  現在、テニス部のエース。
  
  「弱き心に勝利なし！　一球入魂ライジング！！」

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  ●帷 千紗　（CV：木村あやか）
  家は民宿を経営しており、きちんとその手伝いをしている。
  また家の近くの蛙地蔵も自主的に世話しており、地蔵はいつもピカピカ。
  他にもカエルグッズを持っていたり、田んぼでカエルと向きあっていたり、なにかカエルに並々ならぬ関心・執着があるようだと周囲は思っている。
  観崎家とは家が近いこともあって幼なじみの関係と言ってよいが、一緒になって遊んでいたというのは十年くらい前まで。
  その後も付き合いは続いているが、今は世話を焼いている関係。
  部活は弓道部に所属。
  弓道を選んだのは、自己と向きあうためというストイックな理由。
  神奈に言わせると「精神的マゾ？」だが、そこにはなにか深いところに原因がある模様。
  
  「ネコガエル、かわいいでしょ。……なにその微妙な顔」

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  ●葉月 深景　（CV：風音）
  鎌倉から美空島へ引っ越してきた転入生。
  神職の家系であり、鎌倉でも巫女として働いていたが、もともと葉月家は美空島の出身。
  祖父が上納神社の宮司を務めていたが、島の開発計画によって神社が移転すると同時に祖父は隠居を決める。
  しかし遷座という大切な時に神職不在というわけにもいかず、家族で相談の結果、深景が島へ戻されることとなった。
  今まで両親の帰省について来たことがある程度なので、まったくの不案内だがとても楽天家なのでなんとかなるかなと、島の生活に関してはさほど心配はしていない。
  ある意味「本物」の家系で霊感は強い。
  
  「また、あの砂浜を二人で歩けたら、その時は……」