「——那么,老师,我先去健身房器械室准备一下。」
美纪像往常一样这么说着就离开了教室。
放学后,我走在走廊上,速度更快,朝着体育馆走去。
隶属于女子学校艺术体操部的美木,在社团活动举行的日子里,提前去健身房器材室检查所用器材,这已成为日常。
本来,检查设备应该由团队成员轮班进行。
不过,从前段时间开始,这种繁琐又麻烦的工作,一直都是美纪主动一个人完成。
顾问们和其他社员有些不解她为什么要这么做,但他们肯定她已经从繁重的工作中解脱出来了,所以默许了美纪的做法。
然而,独自承担这项工作的美纪却有一个不能告诉任何人的理由。
社团 | ドラゴンフライ | |
定价 | ¥762 (税込¥838) | |
发售 | 0001/01/01 | |
媒介 | ダウンロード作品 |
ストーリー
「――それじゃあ、先生、先に体育用具室に行って、用意しときますから」
美紀はいつものようにそう告げると、教室を後にした。
少し足早に、放課後の廊下を歩きながら体育館に向かう。
この女学園の新体操部に所属する美紀は、部活のある日は前もって体育用具室に行き、使う用具のチェックすることを日課にしていた。
本来なら、用具のチェックは部員が交代制でするべき作業だ。
しかし、いつの頃からか、この退屈で面倒な作業は、美紀が常に率先してひとりでやるようになっていた。
顧問や他の部員たちは、彼女が何故そうするのか、と少し不思議に思いながらも、面倒な作業から解放されているのは確かなことなので、美紀のその行為を暗黙のうちに認めていた。
しかし、この作業をひとりで請け負う美紀には、誰にも言えない理由があったのだ――
美紀はいつものようにそう告げると、教室を後にした。
少し足早に、放課後の廊下を歩きながら体育館に向かう。
この女学園の新体操部に所属する美紀は、部活のある日は前もって体育用具室に行き、使う用具のチェックすることを日課にしていた。
本来なら、用具のチェックは部員が交代制でするべき作業だ。
しかし、いつの頃からか、この退屈で面倒な作業は、美紀が常に率先してひとりでやるようになっていた。
顧問や他の部員たちは、彼女が何故そうするのか、と少し不思議に思いながらも、面倒な作業から解放されているのは確かなことなので、美紀のその行為を暗黙のうちに認めていた。
しかし、この作業をひとりで請け負う美紀には、誰にも言えない理由があったのだ――